ここでは内部SEO対策の中で文字数とキーワード出現頻度についてお話します。
コンテンツの文字数は内部SEO対策に重要な項目
検索エンジンでは一定の文字数で書かれているコンテンツを評価する傾向があります。その文字数については諸説あり、年々変化していますが、近年では800文字が基準となっているようです。
400文字以上あればSEO的に評価されるとも言われていますが、ほとんどのサイトはこの文字数を超えるようになってきているため、他のサイトよりも高い評価を得るためにも1コンテンツに800~1000文字くらいは必要でしょう。
ちなみに、文字数の上限に関して定められてはいないのですが、あまりにも文字数が多すぎるとWEBサイトのコンテンツとしては見づらいものとなるので、文字数は多ければ良いということではありません。
また、文字数が多い文章は、たいていの場合、複数のコンテンツに分割することができ、分割することでコンテンツとして読みやすくなったりするので、文字数の目安としては多くても1500文字くらいにしておきましょう。
1500文字を超える文字数になってしまう場合には、複数のコンテンツに分割できないかどうか見直してみましょう。しかし、コンテンツの内容によっては文字数が1,500文字以上になったとしても、1つのコンテンツとして成立する場合もあります。それどころか、分割することで読みにくくなってしまう場合もあるので、そんな時は1コンテンツとしてそのまま残しておきましょう。
キーワード出現頻度の理想は3~5%
キーワード出現頻度とは、特定のキーワードが1コンテンツのなかで、どのくらいの割合で使用されているかを示すものです。例えば、総単語数が100単語のコンテンツのなかで、『 SEO 』という単語が8回使われていたら、キーワード出現頻度は8%ということになります。
SEOに関するテーマにしたコンテンツを作成していれば、『 SEO 』という単語は自然に使われることになります。従って、検索エンジンは出現頻度が高いキーワードを重視する傾向にあります。(近年では検索エンジンの性能があがり、関連キーワードの出現頻度も重視しているようです。)
特定のキーワードで検索上位表示を狙いたい場合、そのキーワードの出現頻度を上げることが重要となってきます。しかし、キーワード出現頻度が高すぎるコンテンツは不自然と見なされ、評価が低くなってしまいます。
最適なキーワードの出現頻度については、これも諸説言われていますが、一般的には3~5%が目安であると言われています。まずは、この範囲内に納めるように見直しましょう。
どうしても出現頻度が3%に届かないという場合は、無理やりキーワードを追加するよりも、そのままにしておいた方が良いでしょう。多少、評価が落ちるにしても決定的なダメージとはなりません。しかし、対策キーワードの出現頻度よりもまったく関係のないキーワードの出現頻度の方が大きく上回る場合は見直しが必要でしょう。
一方、どんなにキーワードを削減しても5%を大きく上回るという場合には、マイナス評価となってしまう可能性が高まるので、もう一度文章を見直しながら使用する回数を減らし、5%に近づけるようにしてください。(5%を少し上回る程度であれば問題ありません。)
内部SEO対策よりもコンテンツの中身を最優先に考える
コンテンツの文字数やキーワード出現頻度についてお話してきましたが、ここで注意して頂きたいことはSEO対策を意識しすぎてしまい、文章としておかしな文章にならないようにするということです。
文字数やキーワード出現頻度を調整するために、必要以上にキーワードを入れ込んだり、省いたら意味が分からなくなる箇所で削除してしまったりすると、コンテンツとしての質が低下します。
そうなってしまうと、本末転倒。何が書かれているのかわからないコンテンツというのはユーザーからの評価を落としてしまいます。内的SEO対策とコンテンツの質、両方を維持することが難しい場合には、後者を優先するようにしてください。特に、近年ではGoogleが検索順位を決める要因としてコンテンツの質を重視するようになってきているので、コンテンツの質を落とさずに内部SEO対策ができると理想的なのですが、難しい場合にはコンテンツの質を重視しましょう。
ただ、ユーザーから高い評価を受けるコンテンツというのは、たいていが文字数が多く、内容が充実していて、読みやすい文章構成になっているので、コンテンツの質を意識していると自然に内部SEO対策もできているので、あまり難しく考える必要はないのかもしれません。
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