今回はホームページ制作会社を比較するときにチェックしたいポイントについて紹介したいと思います。初めてホームページ制作を依頼するとなると、「価格はいくらするのか?」「どんなホームページをつくってくるのか?」「アフターサポートはあるのか?」などなど、気にしだすとキリがないくらい心配な要素があるのではないでしょうか。
また、ホームページ制作会社も年々増えてきており、ネットで探すとたくさんの会社があり、どの会社に依頼するべきなのか、悩むのではないでしょうか。
ホームページ制作会社といっても、価格も含め、成果物の提供方法は様々です。
SEO対策が得意なのか、デザインが得意なのか、運用コンサルが得意なのか、それとも、価格が安いのが特徴なのか。制作会社によって、強み弱みは大きく異なるため、自分が求めている条件と照らし合わせながら、悔いのない業者選択をしましょう。
5つの比較ポイント
それでは早速、制作会社を選定する際の比較ポイントをひとつひとつ解説していきます。
【比較ポイント①】制作料金の価格帯
初めてホームページ制作を依頼しようと思った時に、一番に気になるのは制作料金ではないでしょうか。制作料金はサイト規模やシステム構築の有無などによって大きく差が出ます。また、地域(都心部なのか地方なのか)によっても差があるので、一概にいくらというのは言えないのですが、ホームページ制作料金の相場としては、20万円以上はかかると考えていいでしょう。
私が実際に他の制作会社へ見積り依頼したときは、
- ページ数8ページ
(トップページ、商品一覧、商品詳細、会社概要、お買物ガイド、特定商取引法に基づく表記、個人情報保護方針、お問合わせページ) - カート機能・メール配信機能が付いたECサイト
というような規模のサイトで見積り依頼をしたのですが、一番安いところで24万5千円、一番高いところで78万円でした。平均すると32~43万円という具合になりました。
実際の見積りをご紹介すると、
<あるホームページ会社の見積り>
トップページ作成費・・・5万円
商品一覧ページ・・・3万円
下層ページ・・・2万5千円(5千円×5ページ)
お問い合わせフォーム設置費・・・3万円
検索エンジン対策費・・・3万円(SEO内部対策のみ)
ドメイン・レンタルサーバー取得代行費・・・3万円
ショッピングカート導入費・・・20万円
——————————————–
◎合計:39.5万円(消費税別)
他の会社もだいたいこんな感じでした。
ホームページ制作を依頼するときは、20万円以上はかかると思っておくといいでしょう。サイト規模などによって料金は変わりますが、同じ条件のサイトで料金に差がでる場合は、なぜその価格なのか、ということを考えると、ご予算内でご希望に沿ったホームページを製作できる会社が見つかるでしょう。
【比較ポイント②】制作に携わる人数
ホームページ制作会社にも様々な形態があります。
大きく分けると、「自社完結」「外部委託」の2つに分けることができます。自社完結は、企画・サイトデザイン・コーディングなど制作に関わる工程をすべて自社でおこなっている場合です。外部委託は、企画は自社でおこなうけれど、デザインもしくは、コーディングは外部の会社に委託します。という場合です。
当然、自社完結タイプの制作会社を選ぶことをおすすめします。
その理由は、外部委託の場合、営業窓口である会社と作業会社がちがうため、打ち合わせに時間がかかったり、間を挟むことで意志の疎通がうまくいかなかったりすることがあるからです。また、営業窓口である会社が作業会社へ外注するかたちになるため、制作料金が高くなってしまうことが多いのです。
そのため、外部委託タイプの制作会社より、自社完結タイプの制作会社を選んだほうがいろいろな面でプラスに働きます。
つぎに、自社完結タイプの制作会社でも、「作業分担制」「専任担当制」の2つに分けることができます。この場合は、作りたいサイトの目的などによっても、どちらがおすすめかは変わってくるので、簡単にそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
作業分担制のメリット・デメリット
作業分担制のメリットといえば、やはり、各部門の専門性が高いところではないでしょうか。それぞれの部門専門の担当者が作業にあたるので、クオリティの高いサイトを希望する場合はこちらのタイプが良いでしょう。
作業分担制のデメリットとしては、ひとつのサイトをつくるのにいくつもの部門の担当者が携わるので、意思の疎通が難しかったり、かかる人手が多い分製作費が高くなってしまうことが多いです。
ホームページの制作料金は基本的に、作業工数×人数で決まっているので、携わる人間が増えれば、当然製作費も高くなってしまいます。
専任担当制のメリット・デメリット
専任担当制のメリットといえば、意思の疎通がしやすいところや、制作料金を安く抑えることができるところでしょう。先ほどからも何度かお話いていますが、制作に携わる人が増えるほど正確な意思の疎通は難しくなってきます。また、分担制の場合は、あなたの希望を営業担当者に伝えたとしても、その回答を受けるまでに、制作担当者との調整も必要になるため、時間を要することがあります。
また、先ほどもお話ししたように、制作料金は作業工数×人数で決まるので、作業に携わる人間が少なければ、それだけで制作コストを抑えることもできます。
専任担当制のデメリットとしては、得意な分野と苦手な分野がはっきり分かれている場合があるということです。基本的には担当している以上はあまり得意苦手はないはずですが、分担制に比べると専門性が低くなってしまうことはあります。
しかしながら、あまりにもひどいと自覚している場合はその分野だけ外部委託していることがほとんどなので、自社完結でおこなっているのであれば、あまり心配はいらないでしょう。
製作費をあまりかけられないという方や、小規模のサイトでいいというような場合は、制作コストを抑えられる専任担当制がいいでしょう。
【比較ポイント③】更新・運用について
ホームページは作ったら終わりではありません。
むしろ、作ってからがスタートなのです。どういうことかというと、店舗に例えるとホームページを作ったというのは、店舗をかまえたというのと同じことなのです。
店舗の場合は立地条件によってはある程度集客ができますが、インターネットではしっかりと集客をしないとアクセスはありません。そのためには、ホームページを定期的に更新したり、適宜修正をしたりと、ホームページを運用していかなくてはいけません。
しかし、制作会社によっては、「作ったら終わり。あとはご自分でどうぞ」という会社も存在します。名刺やパンフレットに載せるためだけのホームページなら、それでもいいかもしれませんが、ホームページは運用次第では営業マンとしての働きをしてくれる存在なのです。
ほとんどの制作会社が「保守・運用プラン」のようなものを持っているので、ランニングコストにはなりますが、こちらも検討しておくといいでしょう。また、プランがない場合は、作ったらそのまま放置。という場合も少なくないので、ご注意ください。
【比較ポイント④】サポート体制について
サポート体制については、メールだけ可能。電話で可能。訪問可能。など、会社やプランによってもさまざまです。なかには、稀にサポート受付なしというような会社もありますが、なるべくなら電話対応や訪問してくれるような制作会社を選びましょう。
サポート内容についても、すべての作業で別途見積もりが必要なところもあれば、月額定額でいつでもサポートしてくれるプランなどもあるので、どの程度までサポートしてくれるのかも検討材料として考えるといいでしょう。
【比較ポイント⑤】制作以外で提供しているサービス
先ほどもお話ししたように、ホームページは作って終わりではありません。
せっかく作ったサイトへアクセスしてもらうためには、集客しなければなりません。集客方法には、SEO対策やコンテンツマーケティング、WEB広告の配信、アフィリエイトなど、いくつも方法があります。
作ったホームページが営業マンとして成長してくれるかどうかは、集客力によって変わってきます。また、集客や広告配信では、ホームページにタグの追加など修正を加えなくてはいけないことが多いため、制作会社と運用会社は同じところに依頼した方が作業がはかどり、結果的にコストを抑えることもできます。
そのため、制作を依頼する会社がどこまで運用できるのかなど、制作以外で提供しているサービスについても、制作会社を比較する基準にしておくといいでしょう。
ホームページ制作会社を比較するときにチェックしたい5つの比較ポイントまとめ
以上がホームページ制作会社を比較するときにチェックしたい5つの比較ポイントとなります。
もし、あなたがこれからホームページ制作を依頼しようとお考えであれば、これらの点を参考に制作会社を選んでみてはいかがでしょうか?
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